About Us
わたしたちが目指す未来
Mission・Vision
Mission
最先端の科学の成果を社会に還元し『創薬革命』を起こす。
Vision
高度に専門的な医学生物学知識の基盤の上に、現在の医療では解決が困難な難病の治療に役立つ医薬品を創出する。
研究内容
われわれは悪性度の高いがん(膵がん、小細胞肺がん、等)の革新的な治療法の開発に取り組んでいます。
われわれの強みは、高度な基礎研究力と膨大なデータに裏打ちされた、信頼性の高い理論に基づく治療法を採用していることであり、非常にオリジナリティの高いものです。
パイプライン
番号 | 標的分子 | 対象がん | モダリティ | 開発段階 | 特許 |
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1 | レセプター”X” | 膵がん | 抗体 | 非臨床前 | 出願済 |
2 | 代謝酵素”Y” | 小細胞肺がん | 低分子化合物 | 非臨床前 | 出願準備中 |
3 | ユビキチンリガーゼ”Z” | 全てのがん | 低分子化合物 | スクリーニング中 | 未定 |
パイプライン1について
われわれは膵がん幹細胞に特異的に発現するレセプター”X”を発見し、Xを発現する細胞を除去するとマウスで膵がんが完全に消滅することを発見しました(図1)。この基礎データに基づき、Xに対する抗体を作製し光免疫療法によって膵がんを治療することを計画しています。
パイプライン2について
われわれは小細胞肺がんに高度に発現する代謝酵素”Y”を発見し、Yの機能を阻害すると小細胞肺がんの増殖が強く抑制されることを見出しました。この基礎データに基づき、Yに対する低分子化合物を探索し、非常に強い活性を示す化合物候補を得ることができました。今後はこれを最適化して小細胞肺がんを治療することを計画しています。
パイプライン3について
われわれはがん幹細胞に特異的に発現するユビキチンリガーゼ”Z”を発見し、Z遺伝子をがん細胞内で人工的に欠失させると、がん幹細胞が消滅し、結果的にはがん全体が消滅することを世界で初めて実証しました。この研究成果に基づき、現在Zの機能を阻害するような低分子化合物を探索しています。この薬が実用化されれば、全てのがんに対して有効であることが期待されます。
メンバー
代表取締役・最高経営責任者(CEO)
西野 輝泰Teruyasu Nishino
2002年 | Mayo Clinic Elective Clerkshipにてアメリカ留学 |
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2003年 | 順天堂大学医学部卒業 医師免許取得 |
2011年 | 医療法人社団有洸会設立 理事長就任 |
2015年 |
株式会社Cardio Flow Designを設立 設立代表取締役に就任 |
2023年 | 株式会社アンチキャンサーテクノロジズ設立代表取締役に就任 国内企業の取締役、医療法人、社会福祉法人 社団法人など複数の組織に参画 日本形成外科学会会員、日本整形外科学会会員 |
取締役・最高技術責任者(CTO)
東京医科歯科大学 高等研究院 特別栄誉教授
中山 敬一Keiichi Nakayama
1986年に東京医科歯科大学医学部医学科を卒業後、順天堂大学大学院医学研究科(奥村康教授)で免疫学の研究を行い、1990年に卒業(医学博士)。その後、理化学研究所フロンティア研究員(中内啓光チームリーダー)を経て、米国ワシントン大学へ留学(Dennis Y. Loh教授)し、様々な生体制御分子のノックアウトマウスを作製することによって、細胞周期の制御分子が身体の大きさを決定していること、その破綻によりがんが起こることを世界で初めて明らかにした。1995年に帰国し、(株)日本ロシュ・主幹研究員。1996年より九州大学生体防御医学研究所・教授(2009年より主幹教授、ヒトプロテオームセンター長を兼任)。2023年より東京医科歯科大学高等研究院・特別栄誉教授。現在に至る。2005年・日本学術振興会賞、2007年・JCA-Mauvernay Award、2011年・井上学術賞、2021年・紫綬褒章。2022年・持田記念学術賞。
最高執行責任者(COO)
菊池 貢利Tsugutoshi Kikuchi
1995年 | アメリカ・シカゴ大学経営学大学院修了(MBA課程)。統計学・ファイナンス等を修める。 |
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1997-2002年 | パリに本校を置く世界最古のフランス料理学校、ル・コルドン・ブルー ジャポンの代表取締役として同校の発展に貢献。また、ル・コルドン・ブルー横浜校を創設。 |
2003-2006年 | アップル・ジャパン ダイレクター、アップルストア本部長。 |
2007-2023年 | 日本マイクロソフトのリージョナルオンラインマネージャー、リーン6シグマ講師、業務改善コンサルタントを歴任。 |
2023年 | マイクロソフト退任後は料飲専門家団体連合会(FBO)認定の日本酒学講師、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートとしてセミナー活動も展開。 |
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 助教
岡田 隆平Ryuhei Okada
2009年に東京医科歯科大学医学部医学科を卒業後、複数の施設で頭頸部癌診療に従事。2017年に東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科(臨床解剖学分野)を修了したのち、2018年から3年間、米国国立がん研究所分子イメージング分野で、近赤外光線免疫療法(光免疫療法)の開発者である小林久隆博士のもと、基礎研究に従事。2021年に帰国し、現在は東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科頭頸部外科学助教。